2011/10/31

今度こそ円安来るの?

政府・日銀が円売り介入 最高値更新を受け
(朝日新聞、2011年10月31日11時39分)

(前略)介入後、安住淳財務相は財務省内で記者団に「実体経済を反映しない一方的な投機的な動きが続いていた。納得いくまで介入する」と述べ、今後も介入を続けていく方針を明らかにした。(後略)
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アメリカさんに、
「円が安くなったらこっちが迷惑するんだから、円高でガマンしとけ!」
と言われていたらしい日本政府が、
(参考:円高を甘受することを学び始めた日本(Japan Business Press))


「TPPには絶対参加しろよ。断われる理由なんてないだろう?」
と言われて粛々と参加の準備を進めている日本政府が、
(参考:TPP、APEC前に意見集約 民主執行部は慎重派をけん制(日本経済新聞2011/10/30 0:18))

ここへ来て突然根性を見せてるのかどうか、
それとも、アメリカさんたち(投機筋)へ安い円をプレゼントしたいだけなの?

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追記

 現在(10月31日 2:54pm)の台湾における対台湾ドルのレートは以下の通りです。 (http://tw.money.yahoo.com/currency_foreign2bank/currency/JPY/sort/-buy)

日圓各銀行兌換匯率
金融機構現金賣出現金買進
中國信託銀行0.380.373
國泰世華商業0.38050.3725
上海商業儲蓄0.38030.3723
合作金庫銀行0.38030.3723
第一商業銀行0.379900.37190
台新銀行0.38170.3717
台灣土地銀行0.379400.37140
玉山銀行0.37940.3714
台灣銀行0.379200.36810

台湾銀行が若干安めの設定ですね。

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11月2日追記


Yahoo! から拝借しました。
10月31日の対台湾ドルの日本円の推移です。
http://tw.money.yahoo.com/intlmoney_chart?s=JPYTWD%3DX&t=1y

いい感じです!
政府日銀、根性見せてくれ!


2011/10/30

国売りを見た! TPPにご参加ですか、そうですか。

TPP、APEC前に意見集約 民主執行部は慎重派をけん制
(日本経済新聞 2011/10/30 0:18)

 環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加問題を巡り、11月12日からハワイで開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の前に民主党内の意見集約を終えるべきだとの意見を民主党幹部が相次ぎ表明した。
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TPP参加って、首相が1人で決められることだったの?
てっきり国会で審議するものだと思ってたのに。


アメリカの雇用が増えて、
その分日本人の仕事が消えるってやつですね。


日本、本当にどうなってしまうんだろう。

2011/10/25

1月だけで12万人はすごいです

台湾への日本人旅行者数、9月に過去最高
(産経)
2011.10.25 17:58

 今年9月に台湾を訪問した日本人旅行者数が、月間では過去最高の12万2908人を記録した。交通部(国交省に相当)観光局が発表した。それによ ると前年同月比で33・91パーセント増。東日本大震災後の日台の友好関係増進が寄与したと分析されている。全体数も延べ46万994人(前年同月比9・ 92パーセント増)で、9月としては過去最高だった。(台北 吉村剛史)
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たくさんの日本人が台湾を訪ずれています。
すなおにうれしいです。

また円高ー?

安住財務相が再介入準備を指示、円最高値更新で投機筋をけん制
(ロイター 10月24日(月)17時49分配信)

[東京 24日 ロイター] 円相場が対ドルで一時75円台へ上昇して史上最高値を更新したことを受け、安住淳財務相が円売り介入の準備を財務省に指示したことが明らかになった。
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円安きますか?

2011/10/19

お金の使い道、間違えてませんか? 野田総理

日韓通貨交換枠、700億ドルに拡充…首脳合意
(2011年10月19日13時33分  読売新聞)


 野田首相は19日、韓国の李明博イミョンバク大統領との会談で、欧州の金融危機の波及を防ぐため、互いの通貨をやりとりする日韓通貨スワップ(交換)の枠を現行の130億ドル(約1兆円)から700億ドル(約5兆4000億円)に拡充することで合意した。
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復興を後回しにして、増税をして、
年金の支給開始年齢引き上げて、
そして日本の人から集めた税金から700億ドルですか。
随分気前がよい話です。


ちなみにそのお金というのは、
今韓国ウォンを売ってドルを買っている人のところに
最終的には行くんでしょうね。


どうしてこういう優先順位になるのか、
(言われなくても分かりますが)
色んなことが、残念でなりません。




■10月22日追記


今回の政府のこの措置について、わかりやすい総括を見つけました。


何故韓国が米韓FTAの不平等毒素条項を飲んだのか、危機を察知したアメリカは日韓スワップ協定を命じた(ブログ『株式日記と経済展望』さま)


日本は「駒として大活躍」、といったところでしょうか?

2011/10/17

峠は越えた? 日本円、対台湾ドルでやや下げ


峠は越えたのでしょうかね?
ちなみに、米ドルも対台湾ドルで若干下げています。


ということで、台湾ドルが値上がりしているようです。
でも、何でだろ?
台湾の中央銀行(日銀みたいなもの)は、もう利上げしないって言ってたような。

台湾中銀が政策金利を据え置き、前年6月の利上げサイクル開始以降初
(ロイター、9月30日)

[台北 29日 ロイター] 台湾中央銀行は29日、予想通り主要政策金利を1.875%に据え置いた。世界経済見通しの不透明感が増していることやインフレ期待の後退を据え置き決定の理由に挙げた。
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それに、まだ為替介入はしていないとも言っていたのに。


台湾中銀総裁、通貨安望まない姿勢示唆-相場は市場の需給に基づく
(ブルームバーグ、10月5日)


  10月5日(ブルームバーグ):台湾は、世界経済の減速に伴い政策当局者に輸出保護の圧力がかかるにもかかわらず、通貨安政策を推進しない考えを示唆した。台湾ドルは5日、値上がりしている。
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ちなみに、本日は台湾の株もたくさん買われたようです。
お金が台湾に戻ってきているということなのでしょうか?
つまり外資が台湾に投資するために、
ドルや円を売って台湾ドルを買う、みたいな。
もちろん私にはわかりませんが。


でも、いずれにしても今年の初めにちょっと心配していた
インフレも回避されたみたいだし、
このまま円が下がってくれると、
ありがたいなー。



2011/10/16

こんどは戦争だ! セデック・バレ後編を観てきました

先週にひき続き、台湾映画『セデック・バレ後編』を観てきましたが、
相変わらずよい映画だと思いました。

ネタバレになるのもアレなので、
あまり詳しくは書きませんが、
日本人の方にこそ観ていただきたいと思いました。
(これを観て反省しろとか、そういう自虐的な意味でなく)

物語は当然ながら、日本政府に掃討されるテロ集団に同情的に描かれていますが、
しかし、彼らの悲壮な覚悟は、多くの日本の人々も共感できるのではないかと
思いました。

迫力ある戦闘シーンも満載です。
これが100%史実ではない、ということを前提に、
周りの人々にお勧めしたい作品でした。

2011/10/08

映画 『賽德克巴莱(セデックバレ)』を観てきました!


久しぶりの映画鑑賞。
今台湾で話題の映画 『賽德克巴莱(セデックバレ)』(前編)を観てきました。
(もう公開されてからずいぶん経ちますが)

『フェイス・オフ』のジョン・ウー監督がプロデューサーをしているそうで、
その影響なのか、戦闘シーンは圧巻でした!
特に、抗日場面ではなく、宿敵の隣の部族のメンバーと、
互いの頭にライフルを突きつけながら対峙するシーンなどは、
ぐっと来ました。

ちょっと日本人の描かれ方がアレかとは思いましたが、
(残虐、だらしない、差別主義者)
まあでも当時の彼の地の官憲がよくなかったのは、

「霧社事件の発端として、日本の統治に対する不満、なかでも討伐や強制労働、
官憲の傲慢な態度、権勢を笠に着ての婦女の誘惑などに対する怒りの爆発が指
摘されている」(伊藤潔『台湾(中公新書)』p.124)

などにも言及されています。
そんな残念な日本人しか霧社にいなかったことが本当に残念ですが、
映画では残念な日本人の残念な行動も、
非常に控え目に描かれていたと思います。
日本人を変に戯画化するのではなく、
(伝統的な?抗日映画はそれはそれはなかなかのものですが)
建築とか衣装とか、
かなり細かい所までこだわって再現されていたのではないかと思います。
『パールハーバー』とか、『ラストサムライ』とかは、
ちょっと「あれれ?」と思いましたが、
そんなこともなかったと思います。

ネットでいろいろな日本人の方の意見を読んでみると、
台湾の人々の反応に憤慨されている方もいらっしゃるようですが、
私は特にマイナスの印象は受けませんでした。

それよりも、美しい風景、
そのなかで繰り広げられるスピーディーな戦闘シーン、
当時の台湾の山地の風俗、
先住民たちの言葉(俳優さんたちはご苦労されたとのこと)、
主人公モナ・ルダオの重厚な存在感に感銘を受けました。
残酷な殺戮シーンが満載なので、
そこで好き嫌いが分かれるかも知れませんが、
観てよかったと思います。

日本のみなさん、
これは反日を煽る映画ではたぶんありません。
(おそらく「スポンサー」は当てが外れたと思っていると思いますが)
台湾の人々は、この映画で反日になったりは絶対しないので、
心配しなくていいと思いますよ。


2011/10/03

いわゆる「いい教師」が絶滅する理由

さっき、妻に「教師評価表」なるものを見せてもらいました。
これは所属する教育機関が、
どれほど機関や教育部の要求に沿って行動しているかを、
細かく細かく点数化し、
基準の点数に満たなければクビになる、
というものです。

それによると、論文を発表したり、
国から研究費を取ったりすれば点数は一気に増えるのですが、
徹夜で授業準備をしたり、
授業よりも長い時間、学生さんの課題を添削したりしても、
1点にもなりません。
いい授業・悪い授業の客観的基準を立てるのは容易でありませんが、
一般的な意味で「いい授業」をしても「悪い授業」をしても、
点数は変わりません。

という訳で、みんながみんな、
その点数表に合わせて行動するようになるのですが、
その点数を決めた管理職や教育部のみなさんは、

そんな学校に自分の子弟を任せたい

と思うのでしょうか?
ああ、自分の子弟はアメリカにいるから平気ですか、
そうですか。

ていうか、「教師評価のために論文書く」という人が増えても、
学術的なレベルは上がらないと思いますよ。
もちろん、論文書くこととよい授業をすることは別次元の話です。

2011/10/01

論文書き、もうすぐ終了です

予定より遅れて遅れて、
とうとう4年目に突入してしまった論文書きの作業ですが、
そろそろ終り、というか、ここら辺で終りにしないとキリがない、
ということで、「もう終了」にします。

書き残したことがたくさんありすぎて、
でもゆっくり書いている時間もなくて、
(私は今失業者歴5年で、そろそろ働いてお金を稼ぎたいので)
結局論文の構成を大幅に縮小することになったのですが、
生まれて初めてこんなに長い文章を書いて、
よい経験ができたと思います。

結果はまだ分からないけど、
提出だけはさせていただこうと思っています。
もしボツになったら、
もったいないからネットで公開しようと思います。

明日からは表の大きさを、B5に合うように調整したり、
英語の文献リストの出版社の所在地を確認したりして、
今週末には印刷に出せるかな?

とりあえず、今日は寝よう!

私のクラスの学生さんたち、待っててね。
もうすぐ私はみんなのことだけ考えて暮せるようになるから!