2010/04/22

『山の人気者』




妻の車で移動中に、ラジオから、

「なーんとかかーんとかユーレイヒー。ユーレイフー。ユーレイヒー」

っていう、ヨーデルっぽい部分を含む明い行進曲のような歌が流れてきて、
「あ、この曲もともと日本の曲なんだよね、
日本の曲で台湾の人の心のメロディーになってる曲って多いよねー」
などと知ったかぶりを言っていたのですが、
調べてみると、実は、原曲はアメリカの曲でした。




"Alpine Milk Man Wilf Carter"


で、これが日本語に翻訳されて、
中野忠晴により「山の人氣者」というタイトルで日本に紹介されたそうです。

で、これが日本を経由したかどうか分かりませんが、
「山頂狗兄」という題名で台湾語で歌いつがれているようです。
上のビデオで歌っているの庾澄慶さんで、台湾語で歌われています。
(字幕に「日本曲」と表示されますが、ひょっとしたら台湾の人は日本の曲だと認識されているのかも)

ちょっと調べるのに時間がかかってしまいました。
あーすっきりした。研究に戻ろう。

2010/04/21

日本語の先生に統計を教えるビジネス

ってのがあるそうですね。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/nkg/kenshu/kensyu-2010/2010toukei.pdf


参加費を見ましたが、けっこういい値段を取ります。
私もやればお金稼げるかも(笑)

でも、日本語の先生に推計学の知識は本当に必要なのでしょうか?
すなわち、教えるのが上手な先生、
生徒の、学生のやる気をグイグイ引き出せる先生というのは、
統計の知識があるから、そういうことができるのでしょうか?

また逆に、統計の知識があれば上手な授業ができるようになるのでしょうか?
統計を一応知っている私は、学生たちのやる気を引き出せているのでしょうか。

そう考えると、明らかに「否」だと思いませんか。

それから、行動科学を専攻していて、統計にお詳しい方
(上記の講座の先生方にも)にお尋ねします。
統計的な分析手法って、数回講義を聞いただけで身につくものなのでしょうか?

これも「否」だと思いませんか。

おそらく、上記の研修は、学会員さんの中からの要望で始まり、
そういう統計教育にお詳しい方が講師をなさるのだと思うのですが、
うーん、なんだろう、
「日本語教育にはこれからは統計が必要だ!」と、
思っちゃってる側にも、思わせちゃってる側にも、
「本当にそれ、必要なの?」とお尋ねしたい気持ちでいっぱいです。
まあ、思わせちゃってる側の人は、たぶん答えを知っててやってると思いますが。

私は教育実践と教育研究は別の世界の話で、
一番偉いのはきちんと授業ができる先生で、
いい論文が書けてもちゃんと授業ができない先生はちっとも偉くなくて、
しかも教育研究にも必ずしも量的な分析は必要ないんじゃないの?
と思っている教師なので、上のように考えます。

みなさんどう思われますか?

2010/04/18

すみません、私、勉強して知ってるんです


最近、ある方から「北海道がソ連の占領を免れえたのは、蒋介石総統が九州占領の権利を放棄して、これを阻止したからである」「天皇制を護持できたのは、蒋介石総統がこれを強く主張してくれたからである」という話を授業で聞いたんですけど、すみません、私、そういう話は色々本読んで、嘘だって知ってるんです。意図的にそういう話をなさっているのではないことを祈ります。