2010/11/23

アジア大会テコンドー事件:なぜに上から目線?

アジア大会テコンドー種目で、
台湾人選手が「試合中に」「装備の不正が発覚したため」
失格になるという事件が起きました。
失格の判断をした審判員が韓国人だったこと、
および、大会のホームページで台湾を名指しで非難したことを受け、
台湾では「嫌韓感情」が爆発しました。

私は、この件に関して台湾の人が抗議するべきは、
大会主催者の中華人民共和国であり、
台湾のマスコミの報道は意図的にこれを伏せ、
韓国に矛先を向け、政治的な操作をしているように思えますが。

それはともかく、今回は、
台湾における騒動を受けた韓国側の反応です。
以下でご紹介するのは、ある韓国の新聞の社説だかコラムだかなのですが、
ちょっと上から目線がきつすぎるので、
正直驚いてしまいました。

消されてもアレだし、ひょっとしたら日本語の翻訳の問題かも知れないので、
こちらに全文抜粋しておきますが、
その中でも特にひどいのが以下2点。

「潔白を訴えたところで、激憤している台湾人には馬の耳に念仏だ 」

台湾のみなさん、みなさんは馬だって言われてますよ!

「『礼尚往来』であるべきことを台湾人は気がつかなけ ればならない 」

台湾のみなさん、韓国の人たちに対して礼儀が足りないって言われてますよ!!


このように、かなり失礼な書き方をしていると思います。
こういう風に普段から台湾を見下しているから、
何かあった時に「嫌韓感情」が吹きだすのでしょう。
この点、この記事を書いた記者は、まるで分かっていないと思います。

以下、全文を引用します。
問題があったらご指摘下さい。
すぐに引っこめますんで。


【噴水台】台湾の反韓感情(韓国・中央日報、日本語版、2010.11.22 14:18:33)

  1992年8月24日、ソウル明洞の中華民国大使館では、国旗である青天白日旗の最後の降納式が行われた。 「三民主義…大同団結に進もう」で始まる 国歌は、華僑らのこみ上げるむせび泣きにかき消えてしまった。 「恩を忘れ義理を忘れた」と、韓国を叱咤する声も挙がった。

  この日は盧泰愚(ノ・テウ)政権時、韓国が中国と公式修交を開始するとともに、台湾(中華民国)との断交を宣言した日だった。 台 湾とのすべての政府間協定は破棄され、航空機や船舶の運航も中断された。 当時、韓国には明洞(ミョンドン)・北倉洞(プッチャンドン)・会賢洞(フェ ヒョンドン)一帯を中心に、1万8000人の華僑が住んでいた。 旧韓末の1882年に青軍について来て定着した華僑が、韓国社会に根付いてから110年 たったその日、韓国に捨てられた。 それから6カ月後の93年2月、明洞のかつての台湾大使館には、中国の国旗である五星紅旗が掲揚された。

  冷戦時代、分断国家であると同時に反共国家として同じ痛みを分かち合った台湾にとって、韓国の中国修交は’裏切り’だった。 韓国 内でも台湾に対する憐憫と自責の雰囲気があった。 しかし新しい国際秩序が形成されていくなかで、過去の義理を維持できない韓国の境遇を台湾は理解してく れた。台湾は韓国大使館の前で太極旗を燃やしたり卵を投げつけたものの、反韓感情は些細なものだった。

  紆余曲折を経て現在、韓国は台湾の5大貿易国のひとつになった。 2000年代の初盤からは、台湾でもドラマをはじめ韓流ブームが 巻き起こった。 最近はどこででも韓国歌手の歌を耳にするほど近くなった。 台湾が2004年アテネ五輪のテコンドー種目で過去初めて金メダル2個を取っ てからはテコンドーの人気も加わった。

  国交断絶の時も耐えてきた台湾の人々が、関係のないところで反韓感情を表している。 広州アジア大会テコンドー種目における自国選 手の失格事件をめぐってだ。 太極旗を燃やす場面が報道され、韓国製品の不買運動にまで飛び火する兆しも見えている。 「中国が韓国と組んで台湾の金メダ ルを盗んだ」というあきれた主張まで出ていて無念だが、潔白を訴えたところで、激憤している台湾人には馬の耳に念仏だ。

   われわれとしては、台湾の感情を損なうことがなかったかどうか見定めるべき出来事だ。 日本で‘嫌韓’という用語が現われてから ずいぶん経つ。 例えそうだとしても、互いに礼儀は守らなくてはならない。 中国式表現を借りるなら、「礼尚往来」であるべきことを台湾人は気がつかなけ ればならない。

  高大勲(コ・デフン)論説委員


[분수대] 대만 반한감정

[중앙일보] 입력 2010.11.22 00:07 / 수정 2010.11.22 09:25

1992 년 8월 24일 서울 명동의 중화민국 대사관에선 국기 청천백일기(靑天白日旗)의 마지막 하강식이 열렸다. ‘삼민주의…대동단결로 나아가세’로 시작하는 국가는 화교들의 복받치는 흐느낌 속에 묻혀 버렸다. ‘은혜를 잊고 의리를 저버렸다’며 한국을 질타하는 목소리도 나왔다.

이날은 노태우 정부 시절 한국이 중국과 공식 수교하는 동시에 대만(중화민국)과의 단교를 선언한 날이었다. 대만과의 모든 정부 간 협정이 폐기됐고, 항공기·선박의 운항도 중단됐다. 당시 한국에는 명동·북창동·회현동 일대를 중심으로 1만8000명의 화교가 살고 있었다. 구(舊)한말인 1882년 청군을 따라와 정착한 화교가 한국사회에 뿌리내린 지 110년 되던 해에 한국에게서 버림받은 것이다. 그로부터 6개월 뒤인 93년 2월 명동의 옛 대만대사관에는 중국의 오성홍기(五星紅旗)가 게양됐다.

냉전 시절 분단국가이자 반공국가로서 동병상련의 아픔을 나눴던 대만에 한국의 중국 수교는 ‘배신’이었다. 국내에서도 대만에 대한 연민과 자책하는 분위기가 있었다. 하지만 새로운 국제질서가 형성돼 가는 시점에서 과거의 의리에 연연할 수 없던 한국의 처지를 대만은 이해해줬다. 대만의 한국대사관 앞에서 태극기를 불태우고 계란을 투척하기도 했으나 반한(反韓)정서는 미미했다.

우여곡절을 겪었으나 지금 한국은 대만의 5대 교역국이다. 2000년대 초반부턴 대만에서도 드라마를 시작으로 한류(韓流) 바람이 불었다. 요즘 한국 가수의 노래를 쉽게 들을 수 있을 정도로 가까워졌다. 대만이 2004년 아테네 올림픽 태권도 종목에서 사상 최초로 금메달 2개를 따면서 태권도의 인기까지 더해졌다.

단교 때도 인내하던 대만인들이 엉뚱한 데서 반한 감정을 표출하고 있다. 광저우 아시안게임 태권도에서 자국 선수의 실격 사건을 두고서다. 태극기를 불태우는 장면이 보도되고, 한국제품 불매운동으로 치달을 조짐마저 보인다. “중국이 한국과 짜고 대만의 금메달을 훔쳐갔다”는 등 어처구니없는 주장이 판치고 있으니 억울하다. 결백을 호소해 봐야 격분한 대만인에겐 쇠 귀에 경 읽기 상황이다.

우리로선 대만을 섭섭하게 한 건 없는지 추슬러 볼 일이다. 일본에서 ‘혐한(嫌韓)’이란 용어가 나온 지 오래다. 그렇더라도 예의는 서로가 지켜줘야 한다. 중국식 표현을 빌리자면 예상왕래(禮尙往來)가 있어야 하는 법임을 대만인은 알아야 한다.

고대훈 논설위원

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2011年8月9日追記

このエントリー、
読んでくださってる方が多いみたいなので、
私も今日ちょっと読み直してみたら、この新聞記事、
もう救いようのないほどひどいことを書いてます。
要は、

「我々は1992年に台湾を(止むを得ず)裏切った。
でもその時には台湾人たちはそれを見逃す度量があった。
その後台湾は韓国を愛するようになったのに、
今回は些細なことで言いがかりをつけてくる。
全くあきれるばかりだ」

ってことを言ってますよね。
ひどい記事だと思います。